グリップのチェッカリング作業

↑イーベイで戦前のS&W-Kフレーム・グリップを落札しました。チェッカリングが擦り減った状態(特に右側)だったので、ジャンク品の値段(18ドル)で買えました。戦前のメダリオン付きはプレミアが付いて高価(150ドルくらい)なので、手が出なかったんですよ。チェッカリングは専用ツールで彫り直せるので、上手く補修すれば高価な戦前グリップが格安でゲットできます。頑張れ俺!

↑先ずはチェッカリングのサイズを測定します。専用ゲージを当てて・・・20LPIですね。ちなみに、LPIはライン・パー・インチで、1インチに20溝彫られている意味です。

↑デン・バート製のチェッカリングツールです。フルセットですと5種類くらいの刃があるのですが、私のはベーシックな3種類です。個人的には3種類(最初の一本を掘る刃、ガイド付きの刃、アウトラインを掘る太い刃)あれば十分ですね。

↑これがメインで使う刃で、一本はガイド用で切れが甘くなっており、それをガイドにして、もう片方で本彫りすると。実際使ってみると、簡単に奇麗に彫れるので感動します。
刃は針金のようなピンで適当に固定してあり、この辺がアメリカ製っぽいです。ピンは指で抜けるので、サイズ違いの刃に簡単に交換できます。刃は別売りで安く買えるので、とりあえず1セット買えば刃を買い足す事で安上がりです。

↑補修痕の部分も全て更地にして(擦り落とす)ゼロから彫ろうかとも考えましたが、そうするとグリップ全体が薄くなってしまうので却下。残存するチェッカーを下地に彫り直す事にしました。

↑額に汗して格闘する事30分(笑)。やっと片方向が完了しました。酷く擦り減った部分と、そうでない部分が波打っているので難しかったです。どうしてもラインが一緒にウェーブしてしまうので、一直線に引くのが困難!簡単に彫れるとは言え、もしも曲がって削ってしまったら取り返しがつきません(笑)。消しゴムで消すわけには行きませんからね。慎重に少しづつ削ります。

↑次は反対方向(赤線)を彫ります。これでダイヤモンドが形成されるのでチェッカリングらしくなります。

↑右側完了!真ん中のダイヤモンド(グリップ・スクリューがある)に勢い余って食み出してしまいましたが、僅かな傷なのでペーパー掛けしてオイルステインで染めたら目立たなくなるでしょう。

↑左側も完了!左右を一気に彫ったら手が痛くなりましたよ。ルーペを使ったので目もシバシバする・・・

↑オイルステインで着色!未だ完全に沁みていないのでテカテカですが、数日すればシットリ落ち着くでしょう。

↑ジャーン!元が18ドルのジャンクとは思えません。100ドルは確実にセーブしたな。

↑旧サイトから御覧の方は覚えているかもしれませんが、この銃は以前にもグリップを一から自作したのです。その時はチェッカリング・ツールを持っていなかったのでプレーンでしたから、それにチェッカリングを施すって手もあったのですが・・・やはり、オリジナルのメダリオン付きは魅力的ですよね。銃の価値がグッと上がりました!(ご満悦)

↑死霊のはらわたんぬ!ギョヘ~んぬ!ぐぬぬぬぬんぬ!バッタンバッタン・・・
あの映画は当時ハマったな~!不気味さとグロさのバランスが絶妙。鉛筆アキレス腱のシーンはゾワゾワした(笑)。
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