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2018/08/31

コルト・ポリスポジティブ (その2)

2017年の焼き直し記事です。

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↑先日買ったDフレームの最終モデル・グリップですが、色が気に入らなかったので染め直しました。写真を撮り忘れたのですが、このグリップはウレタンのクリアー・コートが施されていたので、先ずはペイント剥離剤(自動車用などの)でウレタン塗装を柔らかくして剥がします。チェッカー部分は歯ブラシで、他は柔らか目のスコッチ・ブライトで慎重に擦って剥がします。

そして剥がれたクリアーを剥離剤と共に水で洗い流し、ドライヤーで乾燥させます。乾いたら、剥がれ残った部分やガサついた個所を320番のサンドペーパーで擦って均します。写真はそれが完了した状態です。

ウレタン仕上げのグリップやストックは塗装被膜なので、その上からステインやオイルを塗ってもあまり意味がありません。また、一部が剥がれたりした場合、そこだけ仕上げ直す事は難しいです(色違いになる)。その場合、全てのウレタン塗装を剥がしてやり直す必要があります。個人的には、テカテカした光沢なども含めてウレタン仕上げはあまり好きではありませんね。

では、ウレタン仕上げのメリットは何か?工場で大量生産する場合、硬化剤で時間内で確実に固まるので、生産性が良いのです。オイル仕上げは、浸透と乾燥を繰り返すので手間と時間が掛かりますからね。


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↑次は1000番でツルツルに仕上げます。先の320番も同じですが、チェッカー部分は絶対に擦らないように。角が丸くなってとり返しがつかなくなります。慣れない人はマスキングした方が良いかも。あと、左右合わせ面のエッジも丸くしないように要注意。


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↑オイルステインを染み込ませます。購入時は黄色っぽい色で嫌だったので、少し赤黒い色にしました。

と・・・ここまで来て、元通りのウレタン塗装仕上げにするのが嫌になってきました(笑)。やっぱ、写真のようにシットリした艶が良いですよね。なので、ここから先はトゥルー・オイルで仕上げる事に変更!


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↑あまり重ねると乾きが遅くなる上に艶々になってしまうので、浸透が収まる程度で止めました。あとは丸一日置けば完成です。


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↑上がビフォー、下がアフターです。この銃は使い込まれた風合いが出ているので、グリップが明るいウレタン塗装だと違和感があったのです。オイル仕上げにした事で木目がハッキリ現れ、色調も濃い物を選んだので全体に重厚感が出ました(自画自賛)。まあ、自己マンの世界ですねw


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↑いいねぇ・・・コルト旧アクション。

Dフレーム(下)はIフレーム(上)よりも一回り小さいのは勿論ですが、S&WのJフレームよりは大きく、KとJの間くらいの大きさです。これが絶妙なサイズで、日本人の手にピッタリと馴染んだ上で、最大限のパワーである装弾数6発と4インチ・バレルを備えます。S&WのKフレームより耐久性とリコイルの面で若干不利ですが、職務で撃つ用途なら問題にならないと思います。日本の制服警官にはピッタリだと思います。ニューナンブはコッチをコピーすべきだった・・・と、言いたいところですが、コルトの旧アクションがイマイチですからね。

ところで、ニューナンブのアクションはどうなんですかね?体育学校時代に警察官の知り合いは居ましたが、その辺の事は聞きそびれました。でもまあ、聞いたところで彼らも他の比較対象を知らないでしょうから、あまり意味は無いか。ニューナンブを弄り廻してみたいなぁ~www


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↑ポリス・ポジティブ用のホルスターは何が良いか考えたのですが、これが結構難しかった。ポリス・ポジティブと言えば、戦前のギャング時代のイメージがありますが、それはフレームがより小型だった32口径や38ロング時代の話しで、サイズが大きくなったモデルでは、戦前の警官スタイル・ホルスター(スウィベルの付いた、丈の長いホルスター)はちょっとミスマッチです。

そんなわけで、サム・ブレイクほどモダンではなく、あまり垢抜けない古臭いスタイルのハンター製にしました(←酷い言い草だw)。この品は1978年製造のニュー・オールドストックで、箱入り新品を29ドルで落札しました。ご覧の通りデザインは古臭いですが、このホルスターは今も現役で製造されているんですね。造りは悪くありませんが、でもビアンキやサファリに比べると、やや見劣りします。値段相応の良品ってところですね。


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↑ベルト通しはスナップで固定するので、いちいちベルトを抜く必要がありません。ストラップは前方に周って留まるので、なんともクラシカルな感じになります。


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↑このホルスターは4~4.5インチ用とやや長く出来ているので、ボリュームのある芋グリップの方が似合います。ダブルのストラップがクラシカルで良いです。


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↑ご満悦www





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2018/08/28

サベージ・モデル6J

2017年の焼き直し記事です。

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↑プリンキング用のサベージに付けるスリングやリコイルパッドをオーダーしたのですが、他で注文したDフレームのグリップやらホルスターやらキンドルやら、郵便物が一気に届いて嬉しいパニックです。


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↑ウクライナから届いたスリングとリコイル・パッドを、サベージ・モデル6Jに装着。これは以前メルケルに付けたのと同じメーカーです。ハンドメイドで造りは良く、値段が15~30ドルと安いのでお気に入りです。


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↑クッションの入った革製のリコイル・パッド。22LRには過剰装備ですが(笑)、この銃は購入時からバット・プレートが欠落していた中古なので、ボロ隠しが必要だったのです。みすぼらしい欠品銃から、一気に高級銃に変身?


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↑フロントのスリング・スィベルはバレルに挟み付けるタイプで、以前購入したレミントンM742から外した物(社外品)を流用しました。22口径のチューブ・マガジンは細いので、ゴムのスペーサーを作成してフィッティング。ガッチリ固定され、見た目も違和感ありません。


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↑見た目はオモチャみたいな15㎜の4倍率スコープですが、信頼のタスコ製です。まあ、製造はチャイナだと思いますが、造りはしっかりしており、細かい仕様書も付属しました。そして気になるお値段は・・・何と13ドル(イーベイ)!お財布に優しい・・・


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↑いいね~!なんかこう、いかにも「アメリカ田舎の家庭にあるプリンキング銃」って感じで。AR15よりアメリカっぽい気がします。この銃の作動は面白いんですよ。ブロウバックすると、毎回ボルトが後退位置で止まり(スライド・ストップみたいな感じで)、トリガーを戻すとボルトが前進するのです。

恐らく、こうしないとボルトの往復速度が早すぎて、チューブ内の弾薬が送り込まれるスピードが追いつかないのだと思います。ボックス・マガジンの銃でも、フォロワー・スプリングが弱ると、ボルトの往復速度に追いつかず、弾薬を拾い損ねる事がありますからね。この銃で速射すると、「バン!ガチャ、バン!ガチャ、バン!ガチャ・・・」って感じで賑やかで面白いです。


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↑包装紙を丸めて転がしておいたら、いつの間にか広げられて寝床にされていました。「ウクライナの香りがするんぬ」





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2018/08/28

ポリスポジティブ購入

2017年の焼き直し記事です。

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↑コルト・マークⅢを探しているのですが、サッパリ見つからないので、とりあえずポジティブ思考で(ポリス)ポジティブを買いました。程度は中の下で、まあバカスカ撃つには丁度良いんですが、450ドルはちょっと高いですね。他州ならもっと安いのですが、カリフォルニアは全体に物価高ですから仕方ありません。他の物ならイーベイなどで全米から買えますが、銃器はライセンスが無いと州を跨いで買えないんですよ。全米オークションなどで安く買っても、結局は高いトランスファー・フィーを払う事になります。

なんかポジティブを買ったのにネガティブになってますが、値段はさて置き、ヤレ具合がシブい逸品です。旧アクションなので古臭く見えますが、1970年製のレイト・モデルです。グリップ・フレームが短いやつですね。戦前の初期型も可愛くて良いですが(フレームがより小さい)、レイト・モデルも逞しくてカッコイイです。


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↑10日間の身辺調査を経てピックアップ!ヤバい・・・可愛いです。Dフレームにハマってしまいそうです。

トルーパーを買った時にも説明しましたが、銃砲店ではDAシアーを外した”シングル・アクション・オンリー状態”で売られているので(珍妙な販売規制でそうせざるを得ない)、購入後に元のハンマーに戻しました。取り外したオリジナル・パーツが付属するかは銃砲店によるので、買う前に確認が必要です。購入後に元に戻すのは違法ではありません。


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↑フレームの右サイドは錆びた個体が多いのですが(何故か知らないが)、こいつは大丈夫でした。エッジ部分は全体にブルーが落ちた、いわゆる「ナチュラル・ゲーハー」状態(たかひろ造語で、使い込まれて自然にブルーが落ちた状態)でシブいです。シリンダーの色落ち具合から、ホルスターに入れた状態で使われたのだと思います。警察や警備会社からのトレード品かもしれません。


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↑ライバルのチーフと比較。やはりチーフは一回り小さいですが、マイナス1発となるので微妙です。う~ん・・・悩む。個人的にディティクティブよりポリス・ポジティブが好きですが、こうしてチーフと並べると、2インチも欲しくなりますね(笑)。良いのが見つかったら迷わず買おう!

2018年現在の声:まさかコレがアレになるなんてwww



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↑ポリス・ポジティブにはスクウェア・バットが似合うと思っていましたが、手に取ってみるとラウンドも捨て難いですね。この銃はグリップ・フレームが短い後期型(4thモデル。資料によっては2ndモデル後期)なので、グリップ選択の自由度が高いです。ラウンドもスクウェアも、オーバーサイズも、(同一年式なら)交換可能なのです。


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↑トルーパーと同じ「大砲バレル」www コルト旧DAの醍醐味です。年式によって刻印やフロントサイト形状が異なるのですが、その辺は追々・・・


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↑やっぱ6連発だよな~!今のところ、S&W-JフレームよりコルトDフレームの方が好みかな?ただし、やはりダブル・アクションのフィーリングはチーフが上ですね(笑)。トルーパーで散々フルボッコにした点が、この銃にも当て嵌ります。シリンダーの回転も相変わらず危なっかしい(笑)。この辺も追々述べますが、トリガーを引き切った時にシリンダー・ハンドが力を加え続けるのも、パイソンやトルーパーと同じです。DAでゆっくりとトリガーを引いた場合、ハンマーが落ちた瞬間にシリンダーが未だロックされていない点も同じ(笑)。


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↑日本人には、やはりこのサイズが一番シックリきますね。長時間ニギニギしても飽きません。これで6連発+4インチ・バレルなのだから、考えてみればS&WのKフレームやI(E)フレームの38スペシャルは不要かも(それは言い過ぎw)。コンパクトさではオフィシャル・ポリスやM10よりも有利ですよね。不利なのは耐久性と、軽さによるリコイルの強さですが、仕事用と考えれば割り切れますし。もう少し評価されても良かった気がするけどな~・・・ポリス・ポジティブ。


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↑最終モデルのオーバーサイズ・グリップを付けてみました。グリップ下部には切れたフレーム分を補うブロックがありますが、思ったほど違和感はありません。良いアイディアだと思います。


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↑こんな風になっています。言うまでもなく、これ以前のモデル用のグリップは付きません(逆も)。Dフレームのグリップを買う際はフレームの製造時期や形状を確認する必要があります。


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↑コルトのグリップはガタつく物が多いのですが、これはピッタリでした(ラウンドも方もピッタリ)。このグリップは幅が結構あるので、左右のフラつきを抑える効果が高いですね。リコイルを受ける面積も倍増するので、撃ち易いと思います。しかしながら・・・格好はイマイチかな~?イモみたいですもんね(笑)。そこがまあ、コルトらしい気もするが・・・

2018年現在の声:実際に射撃したら、このグリップには意外な欠点が・・・



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↑どうでしょう?貴方ならどっち?オーバーサイズの方は色が明る過ぎるのでイマイチに見えるかな?このグリップは、ウレタン塗装仕上げがオリジナルなので、もう少し濃いステインで染め直した後、ウレタンで再コートするのもアリですね。


つづく



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2018/08/26

チョッパー進行中

ヨコハマ・タイヤを装着したチョッパーですが、地味に進行中です。

ビューエルの倒立フォークはカッコイイのですが、チョッパーとしてはイマイチ長さが足りないのが不満でした。バランス的に、あと数インチ長ければいいなと。そこで、フォーク・エクステンションを取り付けて延長する事にしました。しかし、既成のアルミ・エクステンションは高価です。そこで・・・

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↑以前入手したヤマハR1のフォークに付いていたアルミ・エクステンションを、ビューエルのフォーク径に合うように削りました。


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↑こんな感じでフォーク先端とトリプルツリーの間に被さります。矢印で指した分、2インチ弱伸びたわけです。言うまでもなく、エクステンションの内外径に少しでもガタがあったら使い物になりません。プラハンマーで「コンコン」と軽く叩いて嵌め込むジャスト・サイズに削りました。強度については、このパーツが元々はR1用ですから問題ありません。


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↑ズバァ~ン!www 思惑通りにバランスよくなりました。ツリーも改造してレークさせようかと思いましたが、強度的に不安だったので却下。やり過ぎは禁物です。


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↑ホイールベースが伸びたので、コンパクトなフリスコ・スタイルからは遠ざかってしまいましたが、まあカッコイイからOK!


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↑そしてZバー!ヤバい!50過ぎのオッサンが乗るバイクとはとても思えませんが、でもまあ自由の国アメリカですからね。ゆ・・・許された!


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↑ライトも小径のビンテージに交換!これは古い農業用トラクター(恐らくジョンディア)に付いていたランプですね。


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↑ヨコハマの19インチもカッコイイですが、18インチの古いタイヤ(ニュー・オールドストック)がオークションに出たので衝動落札しました(笑)。ホワイト・レターがシブイです!18インチの9スポーク・ホイールも落札したので、来たら組んで比べてみたいと思います。却下になった方はガレージのインテリアとして活躍してもらいましょう。古いタイヤとホイールは見ているだけで楽しいですからね。


現在、ビューエルのフォークに軽いオイル漏れを発見したので分解中です。パーツが届いたら進行具合をレポートしたいと思います。

つづく




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2018/08/25

お裁きホルスター

2017年の焼き直し記事です。

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↑イーベイでデューティ・ホルスターを落札しました。ビアンキの#2800その名も、「ザ・ジャッジ」です。

正直、「以前からコイツが欲しくて探してた!」と言うわけではなかったのですが、誰も入札しないので、開始価格の5ドルを入れたら数日後に落札されてしまったと。送料込みで12ドル50セント!送料の方が高いじゃんwww なんか申し訳ない程にお買い得でした。


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↑なかなか面白いホルスターで、ベルトに固定する部分とホルスター部分が分かれており、下部のリベットで固定される構造です。ホルスターは、フロントが完全にオープンとなっており、スプリングで貝のように閉じています。銃はスプリングに挟まれて固定されるというわけ。ショルダー・ホルスターに多い「フロント・ブレイク・ホルスター」なのです。激しく動いたら銃が飛び出しそうですが・・・大丈夫?


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↑特許取得済みとの事で、ビアンキ社の力作だったようです・・・が、あまり普及はしなかったようです。理由は手にして直ぐに分かりました。重いのです。単体で465グラムもあります。他の鉄板入りデューティ・ホルスターは250~280グラムですからね。

では、その重さを上回るメリットは何か?後述します。


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↑銃を収めてベルトに通すとこんな感じ。一般的な鉄板入りデューティ・ホルスターよりもハイライズなのが分かります。椅子に座っての内勤や、パトカー乗務が多いオフィサーの場合、この方が断然楽でしょうね。


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↑前から見るとこんな感じ。シリンダーの形状がピッタリと成型されており、これが銃を固定するポイントの一つになります。写真で想像できると思いますが、シリンダーを固定するので銃は上には抜けません(無理すれば別だが)。

フロントのワレメちゃんをパックリ割って抜くのです。

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違う!誤解だ!俺は無実だ!


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↑ここが秘部のワレメです。ワンフェスの18禁ブースにありそうな造形です。ワンダちゃん!!!


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↑話がソッチに振れがちなので修正し、先述したハイライズは邪魔にならないので携行しやすいですが、抜き難い欠点があります。それをフロント・ブレイクで補うのが、このホルスターのミソです。つまり、銃を上に抜くのではなく、そのまま前方に押し出すのです。


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↑横から見ると分かり易いかな。こんな感じで「バカッ」と押し出し(引き出し?)ます。こうすれば、ハイライズの抜き難い欠点は補える・・・と言う理屈なんですが・・・

どうかな~?www まあ、慣れの問題かもしれませんが、咄嗟の時には上に抜こうとしてパニクるかも?前述の通り、シリンダーの成型があるので、上に抜くにはかなりの抵抗があるのです。このホルスターのメリットを得るには、銃を前方に抜く訓練を徹底する必要があるでしょうね。それができれば、携行が楽で早く抜ける特徴を活かせます。

最初に疑問だった銃の保持については問題無さそうです。スプリング圧とシリンダーの成型部分で強固に挟み、更にストラップによって固定されるので、余程の衝撃がなければ銃が落ちる事は無いと思います。


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↑裏側はこうなっています。下部の3つのリベットでホルスターとベースが固定されます。ベルト通し下のマイナス・ネジは、ベルトを通した後に締め込み、ホルスターが前後にズレないようにする為にあります。銃を前方に押し出すので、ベルトとホルスターが完全に固定されている必要があるわけです。


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↑くぱぁ・・・

バネの力は然程でもありませんが、指を挟むと少し痛い程度はあります。プラスチックのモデルガンでは傷が付いてしまうかもしれませんね。銃が下に落ちそうな感じがしますが、シリンダー部分の固定がしっかりしているので大丈夫です。


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↑これはエロい!www スタッフから退場を宣告されるレベルですよ!ワンダちゃんも赤面!


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↑大雑把に挟み込んでスプリングで固定するので、KフレームでもLフレームでもアイマス(かな子~!)。ただし、ワイド・スパーのハンマーではストラップが掛からないかな?手持ちのトルーパーはギリギリ大丈夫でした(なのでパイソンもOK)。


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↑♪アイツの名は~ポリ~ス・メ~ン♪(←古杉w)

ポリス用品マニアではないのですが、安く落札できるので増えてしまいました。気分はグライド・イン・ブルー!・・・「グライド・イン・ブルー」で思い出したけど、ジッパーの銃はM27じゃなくて38スペシャルのM20なんだよね。DVDの静止画像を見て分かったよ(VHS時代は気付かなかった)。主人公の2トーン・パイソンと言い、マイナー趣味な監督だな~


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↑ポリス・にゃん(勤務怠慢)


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↑なんだこのアニメ?面白いじゃねぇか!ヴィーシャかわいいよ、かわいいよヴィーシャ!原作無視の”タラコくちびる”が醸し出す妖艶な魅力!キャラデザ誰だよwww とは言え、あのムーミン的なヌメヌメ感は、コルト旧DAにも共通する魅力である。

美食家が行きつく先はゲテモノかもしれない。そう、それでいい。もはや判で押したような画一的萌えなど不要!






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2018/08/24

S&Wのトリプルロック!

2017年の焼き直し記事です。

このところコルト続きだったので、S&Wネタを・・・
リボルバー・マニアの方ならご存知かもしれませんが、S&Wのファーストモデル・ハンドエジェクター44口径には「トリプル・ロック」と呼ばれる希少モデルが存在します。ロッキングがトリプルなんです。そう言う銃がある事は知っていましたが、実物を見る機会はありませんでした。

実は昨日、ローマンの手続きで銃砲店に行った時、そのトリプルを手に取る幸運に恵まれたのです。もうローマンそっちのけで弄り倒してきました。そして、そのメカニズムは日本の或る古いモデルガンと同一だったのです!

いや~・・・衝撃で前立腺に激痛が走りましたよ!(←病院行け)

未だ値札の付いていない売り物で(私が見たいと行ったら倉庫から出してくれた)、とても高価で買えそうにはないので写真撮影は遠慮しましたから、以下つたないイラストで説明します。


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↑左側を見ると極普通のハンドエジェクターです。グリップに比べて、エジェクター・シュラウドが付いたバレルが不釣り合いな程に逞しいですが、特に変わった点はありません。


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↑右側を見ると・・・何やら赤円部分に奇妙なピースが嵌っています。この部品だけ無着色のグレーに鈍く光っており、焼入れしたパーツを嵌め込んであるのがわかります。


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↑このイラストでトリプル・ロックの意味が分かると思います。赤いパーツ(正確なパーツ形状は知らない。私の想像図です)が、ヨークをロックしており(矢印部分)、エジェクター・ロッドに連動して解除されるのが分かると思います。

スタームルガーのGP100などもヨーク(クレーン)をロックしますが、エジェクター先端ではロックしないので2箇所です。この銃の場合、ラチェット部分、エジェクター先端、ヨーク、この3箇所でシリンダーをロックしているのです。なので「トリプルローック!」(エコー)

んで、古いモデルガン世代の方々は、このメカニズムに何か思い出しませんか?

MGCのハイパトですよ。

あれはエジェクター・ロッド中心のピンを省略してあるのでロッド先端のロックはされませんが、赤い部品の動きと機能はこのS&Wと全く同じです。私は当時、あれはMGCが実物を再現できなかった苦肉の策だと半ばバカにしていましたが、まさかこんなレア・モデルを再現した逸品だったなんて・・・

嫌、再現だったかは分かりませんね(笑)。ですが、Nフレームのモデルガンを設計するにあたり、参考にした中にトリプル・ロックが存在した可能性は大いに考えられます。細部を省略する中で、この機能(赤いパーツの役割)をメインに残したのかも知れません。


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↑ヨーク部分はこんな風になっています。エジェクター・ロッドが通る穴の下に焼入れしたピースが嵌め込んであり(恐らく分解不可)、モデルガンと違って右側に大きく飛び出してフレームを貫通します(それが右側から見える)。飛び出した部分には「コ」の字型のスロープがあり、シリンダーを戻す時に赤い部品を押し込み、そして中心の穴にカチリと入り込むわけ。作動はスムーズで、言うまでもなくロックはカッチリと完璧。合わせ目もピッタリで素晴らしい!目の保養になりました。

まあ、私としては素晴らしい実物よりもモデルガンの方に関心が行ってしまいましたけどね。思わず店員に「40年前の日本のモデルガンが、このメカを再現してるんだぜ」と自慢しましたが、「??」って感じでした(笑)。まあ、いきなりモデルガンの話をされても分からんだろうな。

話を戻し、実際の所、MGCはこのメカを知っていて参考にしたのか?或いは省略のために独自のメカを設計したら偶然実物と同じになったのか?興味深いですね。もし後者なら、設計者として凄いよな。ちなみに、実物は5000丁くらいしか作られていないらしく、店にあったのはイギリスに輸出した.455モデルでした。つまり里帰り品ですが、インポート印は無く最高のコンディション。恐らく3千ドルは言われるでしょうね。

このメカが直ぐに省略されたのはご想像の通り、コストが掛かり過ぎる上に必要性が薄いと判断されたからです。たしかにロッキングは3つも要らないですよね。でも、ヨークを固定するのは理に適っています。力が掛かる部分でロックするのが合理的ですから。スタームルガーはその点優れてはいますが、しかしこのトリプル・ロックの焼入れ部品に比べるとかなり「大雑把」な作りです(笑)。


2018年現在の声:この銃、予想よりも安い2800ドルでショーケースに並んだのですが、金策に走っている内に速攻で売れました(泣)。闇金ウシジマくんから借金してでも買えばよかった・・・





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2018/08/23

コルト S&W DAリボルバー考察(その2)

2017年の焼き直し記事です。

コルト対S&W シリンダー比較!
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↑左はM586で39.5㎜右は旧トルーパー(パイソンと共通)で39.2㎜でした。

ここで先ず注意すべき点は、LフレームのM586は旧トルーパーやパイソンよりもずっと後発であり(旧トルーパーは50年代、M586は80年代)、時代的に比較すべきはKフレームで357マグナムを撃つM19等となります。結論を先に述べると、KフレームはコルトのIフレームよりも小柄で、357マグナムを撃つには華奢過ぎました。熱処理などの改善では完全に対応し切れず、サイズを一回り大きくしたLフレーム(コルトIフレームと同等)が80年代に誕生したわけです。

現在でもKフレームの357マグナムは存在し、更なる材質改善で問題は減少していますが、ホットロード等への対応も考えるとLフレームが妥当と私は考えます。旧サイトでも過激に申しましたが、当時のM19は357マグナムを発射する銃としては不完全な”欠陥銃”であると私は考えます。

いきなりの結論ですが、当時の357マグナム・リボルバーとしては、コルト旧トルーパー(パイソン)対M19では、コルトの勝利です(初勝利?www)。ではM27やM28などのNフレームではどうか?耐久性あり過ぎのデカ過ぎとなり、これも敗北です。ジョーダン提案のM19に執着し過ぎて、357マグナムに最適なフレーム・サイズを開発しなかったのはS&Wの失策と思いますね。80年代にLフレームが開発されるまでに、357マグナム専用の強化版Kフレームが開発されていればな~・・・と個人的に思います。

では、どの辺が弱点なのか?改良すべきは何だったのか?について”ねほりんぱほりん”します。


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↑左から、コルト旧トルーパー、M586、そして38スペシャルのマスターピースです。M19は持っていないのでマスターピースで代用します(長さ以外は略同じサイズ)。

コルトは前面ぼ外側が面取りしてあるので肉薄に見えますが、M586と殆ど同じです。こうして比較すると、やはりKフレーム・シリンダーは小径である事がわかります。肉厚も薄いですが、実は本当の問題はソコではないのです(後述)。


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↑ヨーク(クレーン)を刺しての比較。クレーンの前後幅はコルトが分厚く頼もしいですが、これは強度にあまり関係ありません(笑)。でも、見た目はカッコいいですよね。パイソンが頼もしく見えるのは、このアメ車のように大型のクレーンが貢献していると思います。

・・・って、話が脱線しましたが、この写真にKフレームの弱点が既に現れています。分かるかな?


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↑左はM586、右はマスタピースです。矢印部分の幅が違うでしょ?両サイドや外側の肉厚なんかよりも、ここが重要なのですよ。矢印間の距離はシリンダーの中心軸と、銃軸(ボア・ライン)までの距離も意味します。つまり、Kフレームはシリンダーの中心軸と銃軸(ボア・ライン)が、IフレームやLフレームよりも近接している事になります。

・・・するとどうなるか↓


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↑ヨークのセンター軸と銃軸が近過ぎる為、矢印部分を削る必要が発生します。M19の場合、ここにクラックが発生する事例が多いのです。知人が銃砲店でガンスミスをしていますが、この部分が割れた廃バレルを沢山持っていました(笑)。確か、昔の月刊Gでもイ千ローNAGATAさんがレポートしてた筈です。(訂正補足→月刊Gのレポートはジャックさんで、1989年7月号との事です)

ただ、私的に考えるに、ここを削らなくとも改良は可能だったと思うんですよ。フレーム側のサイズまで拡大しなくとも、シリンダーのヨーク軸をサイズ・ダウンすれば済む話ですからね。ヨーク軸には然程のストレスは掛かりませんから、軸を縮小しても問題は起こらないと思います。そうすれば、ヨークとシリンダーの改変だけで、矢印部分を削る必要は無くなると思うんですけどね・・・


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↑実際にヨークを差し込んでみると、バレル付け根下部を削る理由、そして先述した「ヨーク軸を細くすれば解決可能ではないか?」との私的持論についても分かると思います。

写真真ん中はLフレームですが、「これでもか!」ってくらい改良されていますね(笑)。バレル付け根もコルトより肉厚なくらいです。ぶっちゃけ、Lフレームはサイズ的にコルトIフレームのコピー・・・と言っても過言ではないかも。現在、コアなS&Wリボルバー・マニアはLフレームを微妙に嫌うフシがありますが、その辺の心情が理由かもしれません。私的には、そんな思い入れは一切ありませんから(コルト派だしw)、LフレームこそS&Wのベスト・357マグナム・フレームだと思いますけどね。7連発も可能ですし。惜しむらくは、登場が遅すぎた事ですね。


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↑バレル端の肉厚測定。コルトは約1.7㎜です。M586よりもやや薄いですが、突き出し量が少ないので、ここが割れる事は稀だと思います。フレーム・トップもM586より肉厚です(実用上、M586も十分ではあるが)。


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↑Kフレームは先の事情により(弱点部分は)約1.2㎜です。突き出し量はマグナムの場合、写真のマスターより少ないですが、コルトよりは多いのでヤバいです(実際、割れる例がある)。


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↑「改良するからにはコルトより強く!」と思ったかは分かりませんが、約1.8㎜とコルトより0.1㎜厚いです。突き出し量はありますが、これだけ肉厚なら大丈夫です。付着した猫毛も太鼓判を押しております。


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↑長さについてはM586の方があります。これについては一長一短で・・・↓


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↑ブレットのシーティングについては、長いM586の方が幅広く、重量弾をハンドロードする場合など有利です(パウダーの容積を減らさずに、重量弾を突き出せる)。しかし精度的な観点からは、ブレットが空走する区間が短いミニマム・サイズの方が有利です。これは357マグナムのシリンダーから38スペシャルを発射すると、精度が若干落ちるのと同じ理屈です(僅かな差ではあるが)。

さて、今回でコルト旧DAとS&Wの対決勝負はひとまず終了とします。

ダブル・アクションを比較した場合、これはもうどうしようもなくS&Wの圧勝です。コルトの場合、メイン・スプリングの弱さによる不発のリスクが高い点もマズイ。シングル・アクションについては両者キレは良く、プルの軽さはコルトですが、軽過ぎるとも言えます。

アキュラシーについては、一般論でパイソンのグルーピングの良さが語られるようですが、製造時期などによって個体差があるので、私は一概には言えないと思います。S&Wでも競技に使える高精度のバレルは存在します。

フレーム強度については、当時のKフレームと比較した場合、コルトの圧勝です。Lフレームで互角ですが、デビュー時期に開きがあるので、それも考慮するとコルトに分があります。ちなみにS&WのNフレームも、44マグナムに対しては不十分です(ホット・ロードでの限界点が低い)。S&Wのポリシーとして、ギリギリ最低限の強度で設計し、軽量スリムを重視しているのかもしれません。

そんな感じです。個人的には、S&Wの優秀性を再確認すると共に、それに反して益々コルト旧DAが好きになりましたね(笑)。


戦い終わって・・・両者仲良くシリンダー・ギャップ比較!
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↑一説では「パイソンのシリンダー・ギャップは多目」と言われていますが、このトルーパーの一個体としては、0.007と普通です。シリンダー・ギャップは、製造時に一丁づつ調整される場合が多いので個体差があり、一丁だけで全てに当て嵌めるのは乱暴です。

ちなみに、シクネス・ゲージで測定する場合、シリンダーは強く後ろに押し付け、前部の隙間を最大にしてゲージを差し込み、少し抵抗があるくらいが正確な数値となります。


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↑M586では0.009と多目です。しかし、この銃はかなりの弾数を発射しており、その辺も考慮する必要があります。これよりも数値が小さい個体もある筈です。でもまあ.009でも許容範囲内ですけどね。隙間が.007だろうと.009だろうと、噴き出すガスの勢いに、大した差はありません(危ないのは同じ)。

ところで、このギャップの大小が初速に影響するってのは考えすぎだと思います(許容範囲においての話)。マグナム・ハンドガン用の遅燃性パウダーであっても、ライフルよりも遥かに燃焼速度は速いので、こんなギャップなど殆ど影響を与えない内に加速します。38スペシャルや45ACPなどの速燃性パウダーを使う弾薬では一切影響なしで、これは以前M1917とM1911で比較検証した結果、ギャップによるガス漏れの影響は皆無。それどころかリボルバーが勝る場合もありました(個体差が出ないよう、数種の1911で検証)。

それとは別に、マグナム・ハンドガン用の遅燃性パウダーを使ったマグナム弾の場合、バレルの長短は初速に大きく影響しますね。例えば6インチと2インチでは初速が大きく変化します(勿論、短い方が遅い)。3インチ未満では、マグナム用のパウダーでは不完全燃焼するのです。マグナム弾は6インチ~8インチの長いバレルでじっくりコトコト燃焼させて加速させる方が有利。


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↑参考までに、コルトM1917リボルバーではM586と同じ0.009でした。ちょっと広めですが、前述のとおり、速燃性パウダーを用いる45ACPでは全く問題ありません。


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↑S&WのM1917では0.008と、まあ、だいたいこんなモンですよ。


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↑ではちょっと毛色を変えて、イギリスのウェブリー38では・・・ゼロが一個少ないwww!0.017(0.432㎜)と驚愕の隙間でした!低圧・低威力で、速燃性パウダーを使う弾薬なので問題ないのです。マグナムがこの隙間だったらヤバいでしょうね(笑)。


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↑ちなみに、ウェブリーは(エンフィールドなども)シリンダーの回転方向のガタも凄まじいです。4㎜くらい余裕でガタつきますwwwまあ、シリンダーとフォーシング・コーンのアライメントは、進行するブレットによってセルフ・アジャストされるわけで、これでも問題ないのでしょう(実際普通に撃てるし)。それにしても大胆ですね。これがジョンブル魂!


おまけ!2017年4月1日の日記より・・・
久々のガンスミス作業 スミ―パ―&トルッソン !
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↑以前、S&Wターゲット・マスターピースのバレルを入れ替えてコンバット・マスターピース化しましたが、同じ要領でトルーパーにS&W-M586のバレルを入れてみました。スマイソンならぬ・・・スミーパーです!

・・・悪いトコ取りやんけ。
・・・てゆか嘘ネタ丸出しやんけ。
しかもフォトショップの腕が落ちてる?(笑) 影入れすんのめんどくさくなっちゃった。


嘘ついでに、余り物を活用してみる
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↑トルッソン誕生!

・・・不細工ですねwww

やはり、この不愛想な大砲バレルは、コルトのアクションがあってこそ許されるわけです。とは言え、互いのメリットを良いトコ取りするコンセプトを考えた場合、こちらの組み合わせが正しい事になります。スムーズなアクションにタイト・ボアのバレル・・・

ですが、ここで僭越ながら私の個人的考えから意見させていただくと・・・

銃に対する慈愛に満ち溢れた私、たかひろですが(ブルパプ小銃嫌いも克服しつつある)、そんな私でも毛嫌いする銃が少数存在します。その一つがスマイソン(スモルト)なのです。あれはいけない。あれだけは許せんよ。コルトとS&W、両方に対する冒涜です。

「良いトコ取りだぜ~!あはは!」って感じの軽薄なノリで、チョップ&スワップしたのでしょうが、残されて戸惑うバレルやフレームの気持ちを考えた事がありますか!?追いかけて焦がれて泣き狂いますよ。(←みゆき?)

「ニコイチではなく、パーツから作ってんだから問題ない!」などの言い訳は通じません。設計製造する者に対する侮辱だと申しているんです!天国のサミュエルやスミスも激怒する事でしょうよ。(←ウェッソンをハブるなw) あんなフランケン・ガンを作って金儲けしたガンスミスは地獄に落ちるべきです。ぷんすか!

以上であります。

つーかまあ、そんな侮辱を受けるようなアクションを放置したコルトもコルトですけどね。(←批判の矛先が変わった?www) せめてマークⅢがもう少しマシなデザインだったら、後の評価も変わっただろうに。トランスファー・バーは良いとして、トリガーのリターンSPに髭バネは無ぇだろうよ。あの手のねじりバネ(トーション・コイル)が、必ずしも折れ易いとは限りませんが(折れる例はある)、何より見た目がチープなので、高額商品としてはマイナス・イメージでしょうね。

現在、マークⅢリボルバーを探しているのですが、実は十数年前に一度所有していました(後期型ローマン)。トリガーSPは折れませんでしたが、ハンマー・スパーがチェッカリング部分からポッキリ折れましたね。焼き入れが過ぎたのだと思います。DAトリガー・プルも安っぽい感じでした。トリガーのトラベルに対して、ハンマーの動きが多いんですよ。「ビョーーン・バチン!」って感じ。S&Wの場合、「スーッ・バチン」なんですよ(分かり難い?)。そのマークⅢは金欠時に売ってしまったのですが、こうして再び欲しています。何か、コルトのDAリボルバーには中毒性のある魅力(?)を感じますね。手放しても禁断症状が発生します(笑)

2018年現在の声:マークⅢを2丁買っちゃったぜ~!初期型ローマン2インチは未だ探し中!






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2018/08/22

コルト旧DA トルーパー(その3)

2017年の焼き直し記事です。

「旧コルトDA(ダブル・アクション)は、トリガーを引き切った状態でもシリンダー・ハンドがシリンダーに力を加え続けるため、発射の瞬間にシリンダーのガタつきが無く、優れている」

このような解説が巷にはあるそうなのです。確かにトリガーを引き切った時にシリンダーにはシリンダー・ハンドからの力が加わり続け、ガタが無いのは事実です(S&W等は、トリガーを引き切った状態ではハンドがシリンダーに力を伝える事はなく、シリンダーはシリンダー・ストップによってのみ固定され、左右に0.5㎜程のガタがある)。

しかし、この点が「優れている」と言うのは間違っていると思います。ではその辺の詳しい事を以下に説明します。
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↑先ずはその特徴ですが、コルト旧DAのシリンダー・ハンドは爪が2段階になっており、シリンダーを回転させ始めた時は写真左の矢印A部分がシリンダーを回します。

矢印Aの爪によってシリンダーの回転が半分ほど済んだ時点で、矢印Bの爪が回転を引き継ぎ、その力はシリンダーがボルト(シリンダー・ストップ)によって停止した後も続きます。

写真左はハンマーをコックした状態で、シリンダーの回転は既に完了し、ボルトによって固定された状態です(写真ではシリンダーを外してあるけど)。この状態でトリガーを引くと、先ずはハンマーが落ち、その後もトリガーを引き続けると、ハンドは更に上昇するのです。写真左はトリガーを引く前、右はトリガーが停止するまで引き切った状態です。ハンドが少し上昇しているのが分かると思います。

実際にはシリンダーはボルトによって停止していますから、上昇しようとするハンドは停止したシリンダーのラチェットを押しながら突っ張ります。これによってシリンダーのガタが殺されると言うわけです。S&Wの場合は、シリンダーがストップした状態から、それ以上シリンダー・ハンドが上昇する事はありませんので(トリガーが停止するまで引き切っても)、シリンダー・ストップが有するガタつき分、シリンダーが回転方向に0.2~0.5㎜ほど動くわけです。


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↑トリガー側で説明すると、左はハンマー・コックの状態。真ん中はトリガーにジワジワと力を込めてハンマーが落ちた瞬間。そしてハンマーが落ちてからも更にトリガーを引くと、写真右の状態まで動きます。

これを先の写真に当て嵌めると、矢印ABが記された写真の状態が、上の写真では左と真ん中であり、矢印Cでハンドが更に上昇したのが、上の写真では右と言う事になります。

ここで注意したいのは、上の写真左の状態(ハンマーをコックして、トリガーを引かない状態)では、S&Wと同じようにボルトのガタつき分、シリンダーも回転方向に少し動くのです。シリンダーのガタがゼロになるのはシリンダー・ハンドによる突っ張り、すなわちトリガーを引き切る指の力によるものなのです。

なので、DAでトリガーを引き切った時や、SA(シングル・アクション)でもガク引きに近いトリガーの引き方をした場合は、シリンダーのガタはゼロになりますが、SAでジワジワとトリガーを絞ったような場合は、ハンマーが落ちた時点でそれ以上の力をトリガーに加えませんから、「シリンダーのガタがゼロ」は無効になってしまいます。

つまり、指の力とトリガーの引き方によって得られるシリンダーのガタつき防止は、極めて不安定且つ脆弱であり、「何のアドバンテージも無い!」(←スネーク談) となります。

そもそも、発射の瞬間にシリンダー回転方向のガタがゼロになるのが良い事なのか?答えはNOです。シリンダーとバレル(フォーシング・コーン)のアライメントは、ブレットの前進によって行われますので、シリンダーの回転方向に(許容範囲の)ガタがあっても、全く問題ありません。ガタはブレット進行によって適正位置にセルフ・アジャストされるのです。



これらの事から、コルト旧DAのシリンダー・ハンドが、爪を2段構えにしてまでも念入りにシリンダーを回転させ続けようとするのは、ガタをゼロにするのが目的ではない事が分かります。

では何故なのか?

実はコルト旧DAの場合、DAでジワジワとトリガーを絞り、ハンマーが落ちた瞬間、シリンダーは未だボルトによって停止していない危険な状態なのです↓
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↑DAでトリガーをジワジワと引き、ハンマーが落ちた瞬間です。赤円内をご覧の通り、ボルトはシリンダーの溝に嵌っていない、つまり固定されていないのです。ハンマーは落ちているわけですから、弾薬があれば発射されています(この程度のズレならプライマーは発火する)。もしも発射の瞬間に、シリンダーが少しでも左方向に回転したらヤバい事になります(笑)。

コルト旧DAは危険な銃なのか?パイソンは欠陥品なのか?


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↑先の写真から、ほんの髪の毛一本分くらいトリガーを引くと、ボルトはシリンダーの溝に嵌ってロックされます。

結論から述べると、髪の毛一本分ほどの危険ゾーンがあるのは事実ですが、実際の射撃では問題無いと言えます。ちなみに、ハンマーをコックしてSAで撃つ場合、ハンマーがコックされる瞬間にボルトがシリンダーの溝に入ります。なので、トリガーの引き具合に関係なく問題ありません・・・と、言いたいところですが、M1917で試したらSAでもハンマーをゆっくりコックすると、ボルトが溝に入る直前でシリンダーが停止してしまいました(笑)。まあ、トリガー引けばハンマーが落ちる直前でロックしますけどね。ちょっと怖いですね。

コルト旧DAのシリンダー・ハンドが、2段構えの念入りな回転構造になっているのは、このように少し危なっかしい事情があるからであり、シリンダーのガタがゼロになるのは、その副産物(?)って感じですね。「優れている」なんてとんでもない!

・・・なんか刺々しい雰囲気になって来たので、オマケ・ネタで話題を変えます(笑)


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↑これはS&Wのグリップですが、メダリオンを留める裏側の鉄製円盤が重要な役割を担っているのです。


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↑このようにフレームにピッタリと合致し(少しガタがある個体もあるが、強固なのでガタが増大する事はない)、マグナム弾の強烈なリコイルを多数受けても、グリップが割れたりガタガタになる事を防いでいます。これは良く考えられたスグレモノですね。


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↑翻り、コルトでは(あれ?話題を変えたのに・・・マズイ方向にw)そのような構造ではないので、数を撃つとガタが出てしまいます。この個体も既にガタガタだったので、固定ピンが入る穴を金属入りエポキシで補強しました。コルト・リボルバーの木製グリップは、どうもピッタリ合った物が少ないですね・・・


なんかこう・・・パイソン・ファンを虐めている気がしてきたのですが(笑)、違う!違うんだ!俺もコルト旧DAマニアだし!S&Wマニア連中が順風満帆なのに対し、コルト旧DAマニアは強くあるべきだと思うんだ!マゾヒズムなまでに強くなければ、生きて行けないんだよ!嗚呼!コルト旧DAマニアに幸あれ!


パイソン・ファンを励ますためにデカ写真をアップします(トルーパーだけどwww)。クリックでフルサイズになる筈。
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↑リボルバーにはポリス用品が似合います。ホルスターはビアンキ#5BL


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↑古い銃なので(デビューは1953年、写真の個体は1968年製)、弾薬も合わせてみました。


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↑メダリオンを半分囲う、中期チェッカリングのグリップが超カッコイイです。フレームはパイソンと共通と思われがちですが、バレル付け根の径に合わせる感じで、フレーム・トップ上部先端が緩やかに絞り込まれて傾斜しています。なので、もしパイソンのバレルをネジ込んでも、フレームとの結合上部に段差がついてしまい、化ける事はできません(笑)。


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↑パイソンより仕上げは一段落ちますが、ヌメヌメ感が無くシャープなので、私はこっちの方が好きですね。初期のパイソンは、ヌメヌメしていない(過度のポリッシュが無い)シャープな仕上げですが・・・。バイク一台売って買おうかな?


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↑肉厚たっぷりの頼もしいフレーム・トップに鎮座するアクロ・サイト。ハンマー・スパーはパイソンより若干角ばっていますが、これはオフィサーズ・モデル・マッチと共通です。


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↑抑揚の無い大砲みたいなバレルには、二段構えのフロント・サイトが蝋付けされています。ライフリングは6条左回りで、精度の良さは定評があります。


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↑不愛想な刻印(笑)。当初は「トルーパー」の名称と刻印は無く、そこには「COLT 357」と打たれていました(下段の小さな文句.357 MAG~は同じ)。日本ではモデルガンの影響で「トルーパー=マークⅢ」と思われていますが、この銃が元祖トルーパーなんです。


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↑S&WのLフレームよりシリンダー長が短いので、ブレットの先端が目立ちます。モデルガンのインサートみたいですね(笑)。


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↑この写真はカシオのコンデジで撮ったものです(ストロボ無し)。レンズが小さいので「ぐわーん」となってしまいますが(言葉を知らない)、しかし綺麗に獲れますよね。最近は携帯のカメラも性能が上がっているようで、技術の進歩は凄いです。





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2018/08/20

スズキGT750をエイボン化

前回フロントタイヤをエイボン(AVON)・マークⅡに履き替えたスズキGT750ですが、リアもクラシカルなエイボン・スピードマスターに交換しました。

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↑イーベイで落札した新品ですが、長期在庫品(ニュー・オールド・ストック)だったので半額の70ドル(送料込み)で買えました!心配だったゴムの硬化も殆ど見られず(厳密には硬化しているのだろうが)、ヒビ割れなども無し!ラッキー!


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↑この大胆なギザギザが溜まらん!太い溝は4本あるのですが、長期在庫でペッタンコに潰れてしまっているので(横に重ねて保管してあったと思われ)2本の溝が横に隠れて見えません。


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↑S・Mはプレイの事ではなく、スピード・マスターの意味です。SMプレイなんか全然興味無いんだからね!(ツンデレ風に)


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↑いつものようにチューブを付けたまま交換しようと思っていましたが、長期在庫で潰れたタイヤはビードがピッタリと合わさり、チューブを間から出し入れする事ができませんでした。

仕方なく一旦チューブを外したものの、今度はエアバルブの部分をタイヤ内に収める事ができなくなってしまいました(ビードが閉じてしまっているので)。いろいろ考えた末、タイヤの片ビードを入れた状態で、写真のようにエアバルブの個所を一部捲り、レバーをゴムバンドで固定した後・・・


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↑ホイールを反転させ、ビードを入れる前の側を木製の楔2つで抉って強引に広げます。なんかSMプレイっぽいですが・・・やっぱ興味あるのか俺!?

♪今更気付いたって遅いんだから~♪くらりす~!(もう古いのか?)


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↑ワイドオープンになった隙間からチューブを入れます。最初に一番難しいバルブの部分を入れますが、簡単に入りました。その後、楔を移動させながら、ぐるっと一周チューブを入れます。


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↑バッチリです!この後、バランスを取って完了!


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↑右は今まで履いていたケンダの120-90-18で、オリジナルよりも太目のスペックでした。今回のSMは旧サイズでの4.00-18で、細くてハイトがあります。リヤカーのタイヤみたいだなwww


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↑ズバァ~ン!wwwやべーカッコイイ!これマジでキテルっスよ田中先輩!


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↑ひとっ走りしました。グリップに関しては何も期待してはいけませんね(笑)。ひたすら安全運転あるのみです。普通に走る分には全く問題なく、高速走行でブレるような事もありません。


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↑やはりバイクの年式に合ったタイヤは雰囲気があって良いです。


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↑スリムだなぁ~!昔のバイク(70年代中頃まで)は皆こんな感じでしたよね。


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↑ひとっ走りのついでに、日系スーパーでナポリタンを買ってきました。日本のコンビニと、どっちが美味しいかな?ちなみに、これは6ドルくらいなので、値段は日本より高いですね。つか、日本がデフレ価格なんですが。壁紙は「ナイショの話」繋がりで月火ちゃん。




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2018/08/19

コルト S&W DAリボルバー考察

2017年の焼き直し記事です。

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↑写真はお馴染みのS&Wですが、今回はDAリボルバーのシリンダー開閉における安全対策について、コルトと比較してみます。

●コルト、S&Wに共通の基本事項
①ハンマーがコックされた状態では、シリンダーをスイングアウトできない。
②シリンダーがスイングアウトされた状態ではハンマーがコックできない(S&W)、ハンマーはコックできるがシリンダーが閉じない(コルト)。

●コルトでは殆ど、S&Wでは反動の強い銃に限り、
①トリガーを引き切った状態(つまり発射の瞬間)では、シリンダーがスイングアウトしない。

・・・ってな感じかな?最初の2つは、ハンマーをコックしたセンシティブな状況でシリンダーを閉じると、そのショックによってハンマーがスリップダウンする危険性が高いためです。

下のもう一つは、発射の衝撃や慣性でサムピースなどのパーツが勝手に動き、シリンダーが飛び出してしまうのを防ぐ為です。S&Wでは軽量モデルやリコイルの強いモデルに採用されます。

では以下に写真で詳しく説明します。


S&Wの場合
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↑S&Wの場合、シリンダーがスイングアウトした状態では、サムピースに連結されたボルトの後端(赤円)がハンマーの動きをブロックし、コックできなくなります。つまり、ハンマーをコックした状態でシリンダーを閉じる事はできません。


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↑ハンマーをコックした場合は、今度は逆にボルトの動きがブロックされて(円内)、シリンダーをスイングアウトできなくなります。


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↑では、トリガーを引き切った状態ではシリンダーがスイングアウトできない(飛び出さない)のは、どのような方法で行っているか?写真はトリガーを引いてハンマーが落ちる直前ですが、シリンダー・ハンド内側に飛び出したポッチ(矢印)に注目下さい。


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↑トリガーを引き切ってハンマーが落ちた状態です。矢印のポッチがボルトとフレーム間に入り、ボルトの前進をブロックしています。これによって、発射の衝撃や慣性でサムピース(+ボルト)が動き、シリンダーが勝手にスイングアウトされるのを防ぎます。


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↑S&Wのシリンダーは左回転のため、ハンドは右側にあります(矢印)。トリガーを引いていない状態では、フレーム内に引っ込んでいます。


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↑トリガーを引き切った、或いはハンマーをコックした状態。表面に飛び出した後、真っ直ぐ上昇し、シリンダー・ラチェットを回転させ、そのまま停止します。シリンダーを回転させる事はしますが、シリンダーのスイングアウトをブロックする事は、位置的に無理な事が分かります。なので先述した様々な機能で、ボルト(シリンダー・ラッチ)の動きを制御しているのです。


コルト(旧アクション)の場合
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↑コルトはシリンダーが右回りなのでハンドは左側にあります(矢印)。S&Wと同じく、トリガーを引かない状態では内部に引っ込んでいますので、シリンダーのスイングアウトを妨げません。


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↑トリガーを引き切った、或いはハンマーをコックした状態。これもS&Wと同じく、表面に飛び出した後、真っ直ぐ上昇し、シリンダー・ラチェットを回転させて、そのまま停止します。

ここでS&Wと異なるのは、シリンダーがスイングアウトした状態でもハンマーがコック出来る(トリガーも引ける)と言う点です。しかし、後述しますがシリンダーを収める(閉じる)事が出来ないので、結果的に「ハンマーをコックした状態でシリンダーを閉じる事はできない」となり、暴発の危険性は回避してます。

余談ですが、「パイソンはトリガーを引き切った時、シリンダーハンドがシリンダーに力を加えた状態にあり、シリンダーがガタつかないので精度が良い」などの話があるようですが・・・眉唾です(笑)。これについては、いずれコルト・リボルバーのカテゴリーで扱いたいと思います。


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↑逆側から見るとこんな感じ。ハンドが飛び出しているので、シリンダー・ラチェットがぶつかり、シリンダーを閉じる事はできません。

・・・と、そう思うでしょ?確かに、戦前のコルトはこの方法なのです。しかし、戦後のモデルは+α機能によって、シリンダー・ラッチもロックされるのです。写真のトルーパーやパイソンの場合、ハンマーをコックしたりトリガーを引き切った状態では、ラッチが動かないようになっています。貴殿のモデルガンには再現されているかな?


では、その機能を説明します。
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↑矢印はラッチに直結したラッチ・ピンで、写真は前進してシリンダーをロックした状態です(シリンダーは外してあるけど)。


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↑ラッチを引くと、ラッチ・ピンも後退してシリンダーのロックを解除します。ハンマーがコックされていない、或いはトリガーを引き切った状態でなければ、このようにラッチ・ピンは作動します。


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↑では、ハンマーをコック、或いはトリガーを引き切った状態では?

もうお分かりですね。ハンマー・ブロック(矢印)が降下して、ラッチ・ピンの後部をブロックします。これによって、ラッチを引く事ができなくなります。更に、先述したシリンダー・ハンドの飛び出しも加わって、シリンダーをスイングアウトする、もしくはスイングアウトしたシリンダーを閉じる事は出来ないのです。

全体的に見て、この辺はコルトの方がシンプルで合理的ではありますね。ですが、S&Wも複雑ながら確実な作動で信頼性は互角と言えます。前回のDA対決ではコルト旧アクションが惨敗でしたが(笑)、シリンダー開閉に関する安全性に於いては引き分けです。


オマケ
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↑以前取り上げた「メイン・スプリングのスペース問題」について、写真のリバウンド・レバーを「く」の字型に曲げれば、スペースが増大するのでは?と、考えるかもしれません。私も考えました。しかし、このレバーはハンマーとフレーム間に”つっかえ棒”のように挟まってリバウンドさせる役割があるので、A~B間が直線で結ばれる必要があるのです。単にレバーを曲げただけでは、作動に支障をきたす事になるでしょう。

モデルガンを弄った経験がある人なら分かると思いますが、コルトの旧アクションは少しでも手を加えてバランスを崩すと、途端に作動しなくなります(笑)。めちゃくちゃ神経質なメカニズムなのですよ。コルトがサジを投げてマークⅢに移行した気持ちがわかります。でも、本気で取り組めば、旧アクションでの問題解決も不可能じゃないと思いますけどね。


オマケ(その2) ポッチの秘密
S&Wのシリンダーハンドに打ち込まれた「ポッチ」については既に説明しましたが、「知らなかった」との声が多かったので今一度詳しく取り上げます。話では「月刊Gでは一度も取り上げられてない」って事だけど本当かな?まあ、所詮は雑誌ですからね。そんなコアな記事より、三流グラドルが股にM4挟んでる写真でも入れた方が売り上げは伸びるだろうし。うむ、それはそれで間違ってはいない(笑)。

話を戻し・・・S&Wの場合、サム・ピースを押し込んでシリンダーを開放しますが、それが発射反動に伴う慣性で押し込まれた状態になり、シリンダーが勝手にスイングアウトする事例が少数あります。なので、トリガーを引き切った状態ではサム・ピースをロックし、シリンダーが勝手に開放されないようにする必要が(一部機種では)あるのです。後述しますが、戦前のモデル1905にも既にポッチが存在する痕跡が見られます。恐らく、その事例が発生する恐れの強い銃、例えば軽量のマグナム・リボルバーなどはピン有りだと思います。

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↑シリンダー・ハンド背面に妙な膨らみがありますが(赤円)、この部分にピンが打ってあります。左はM586で、右はマスターピース(38スペシャル)です。マスターピースの物には、膨らみはあるけどピンは無い。つまり、重さのあるKフレーム4インチから38スペシャルを発射する反動では、慣性によってサムピースが動く危険性は薄く、必要ないと判断されたのでしょう。

このシリンダー・ハンドの膨らみは、戦前のモデル1905などにもあるのです。恐らく、当時の軽量スナブノーズ・モデルなどにもピンが打ち込まれていたのだと推察します。


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↑これはNフレームのM625(45ACP)で、ピン有りです。この銃はコンペティションに用いられる事が多いので、万一の対策として採用されたのかも。


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↑これは80年代に製造されたM36チーフズ・スペシャルで、これもピン有り。38スペシャルでも、Jフレームの軽量銃は鋭いリコイルがありますからね。最近のJフレームは357マグナムを撃てるのもありますから、それらも必須でしょうね。


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↑これは38スペシャルのマスターピース(アーリー・ハンドエジェクターの4スクリュー)で、ピン無しです。それにしても、ハンドの形状は同じなのだから、全てピン有りにした方がパーツ管理も簡単で合理的な気もしますけどね。ピン一本のコストを気にしたのか?

ちなみに、コルトの場合はシリンダー・ハンドが左側にあるので、このような仕掛けが無くとも、トリガーを引き切った状態ではシリンダーはスイングアウトしません。何より、(サムピースに該当する)ラッチを”手前に引いて開放”なので、これはリコイルに伴う慣性とは逆方向となり、根本的に問題は発生しない事になります。同じ理屈でルガーの押し込み式も必要ない事になりますが、念の為なのか、トリガーを引き切った状態でトランスファー・バーがシリンダー・ラッチをロックします。





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