2018/06/25

ベレッタM92FSを分解(その2)

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↑先日分解したファイアリングピンですが、その重さをCZ85と比較してみました。

結果、ベレッタの方が遥かに重い事が分かり、発射後のプライマーが盛り上がるのはファイアリングピンが軽過ぎる事が原因ではありませんでした。過去何度が申しましたが、プライマーの打撃痕が盛り上がる一因として、ファイアリングピンが軽過ぎて戻りが早くなる点が挙げられるのです。ベレッタはそれが原因ではないと。


んで、更に観察していたら・・・原因わかっちゃいました↓
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↑ブリーチフェイスに開いたファイアリングピンの穴ですが、穴が大き目な上に、縁がガバっと面取りしてあります。これが原因でプライマーが盛り上がるのでは?言うまでもありませんが、プライマー自体にプレッシャーに耐える強度はありません。プライマーが抜けたり破れたりしないのは、ブリーチフェイスによって抑えられているからです。なので、ここに隙間があったりすると、その形状にプライマーが膨らむ事になります。


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↑これはCZのブリーチフェイスですが、穴はミニマムで縁の面取りも僅かです。フェデラルの柔らかいプライマーは、全ての銃で膨らみ易い傾向にあるので、CZでも幾分膨らむのですが、ベレッタ程ではありません。やはりそれは、このブリーチフェイス形状(ファイアリングピン穴)に起因するのでは?


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↑これはハイパワー(カナディアン)です。全体にヌメっとした感じではありますが、ファイアリングピン穴の面取りは殆どありません。恐らく、この銃から発射すれば、同じフェデラルであってもモリマンにはならない筈です。

それは兎も角、カナディアン・ハイパワーのファイアリングピン穴はプラグが打ち込んであるのですかね?写真で分かる円形の筋線が気になります。製造を簡略化する為、大径のドリルを貫通させ、ファイアリングピン穴の開いたプラグを圧入しているのかも知れません。


さて、モリマン・プライマーの真相や如何に?これはもう、次回の砂漠でテストするのが手っ取り早いですね。ガソリン代の安いゴールドウィング出動です(笑)。ベレッタでフェデラル意外の弾薬を発射してモリマンになるか?フェデラルをハイパワーで撃ってモリマンになるか?CZの改良したエキストラクターとエジェクターによってジャムは解決するか?この辺がテーマですね。


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↑では次回からフレームの分解に移りたいと思います。週末には撃ちに行きたいので、サクッと終わらせてしまいましょう。


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↑アルミフレームは軽いですが、摩耗には弱いです。鉄とアルミが直に擦れ合うのですから無理もありません。この銃はあまり発射した個体ではありませんが(数百発)、それでも既に擦り減りが始まりつつあります(赤線)。


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↑軽いのはメリットですけどね。ガタイが良い割に軽量です。CZはオール・スチールですが、重くならないように削り過ぎた結果、一部の強度が不足してしまいました。鉄か?アルミか?ポリマーか?難しいですね~


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↑難しいんぬ!





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